
3月20日(土) 18:00 - 12 -
J・テイト指揮 読売日響 - その1 -
サントリーホール
エルガー 交響曲第1番
ブリテン シンフォニア・ダ・レクイエム
パーセル シャコンヌ(ブリテン編曲)
acacacacacacacacacacacacacacacaccacacacacacacacacacacacacacacacacacacacacacacacacaca
【 六本木1丁目 】
みなさんはサントリーホールへは、どのようにして行かれてますか?
まさか運転手さんに送ってもらってるとか、タクシー一本なんて人はいないでしょうね。
でも、そんな人が紛れてそうな雰囲気があるのがサントリー。
さすが赤坂六本木だけあって、セレブでハイソな空気で溢れている。
永年通い続けてるんで,堂々と闊歩してますが、いつも通りのしなびた格好。
おじいちゃんが帽子に杖ついて入場するのを見ると、私もこうなりたいと思う。
あと、食事はどうされてますか?
演奏前派?演奏後派?
私は今日、昼抜きだったので、アーク森ビル3Fの「フィッシュ」っていうカレー専門店で
カツカレーを堪能。
ココ一番のカレーも好きだけど、本格派カレーも美味しいよね。
隊長は昼時にラーメン食ったのに、キーマ・カレーをご相伴。底無し胃袋だ。

南北線六本木1丁目駅が出来るまでは、溜池山王駅や赤坂駅から
歩いて来てたよなぁ。おかげで赤坂界隈で飲み食い出来たけど、
今は六本木1丁目駅に一直線。
街にとってこれで良かったんだろうか?
桜のつぼみが大きく膨らみ、二分咲きの様相を呈しておりました。
wawawawawawawawawawawawawawawawawawawawawawawawawawawawawawawawawawawawawawawawawawa
今年15回目のコンサートにして、早くもベストといえるコンサートでした。
1・2月のホーネック&読売日響に並ぶ名演でした。
プログラミングも秀逸で、期待してなかった前・中プロも大いなる興感を抱きましたので、
久々に2回に分けてご報告致したいと思います。
初めて東京にやってきて、サントリーホール内部に入った時の驚きは、
かなり衝撃を受けたのを覚えています。
ステージ後ろに若干のシートがあるホールは幾つか体験してましたが、
ここまで大量のP席が広がっている様は圧巻。
ベルリンのフィルハーモニーを体験してみると、サントリーも陳腐に感じられるかも
しれませんが、それでも日本を代表する優れたホールには変わりありません。
我が隊おきまりの席は勿論P席です。
下手に2階が被さってくる1階両端席より、よっぽど音響が面白い。
難点はコンチェルトかな。ヴァイオリンにしろピアノにしろ、遥かカナタヘ
音が飛んでいくので、これはまずい。でもコンチェルト嫌いだから気にしないもーん。
本日はコンチェルトもなく、P席ならではのオケ全開の有様が堪能できました。
あんまりP席を褒めると、座席確保が難しくなるのも困るけど、たった2千円で
この迫力を楽しめるのは、お得。
(P席については異論噴出だろうなぁ...)
さて、まず1曲目はパーセルのシャコンヌ。
編成は弦5部を最小限に切り詰めてチェンバロが付く。まぁ、なんと古風な。
原曲に忠実な編曲で、イギリスの大先輩パーセルへの敬意溢れる作品。
単純な音形ながら悲しみに満ち、微妙に変化する展開が美しい。
P席のいいところは、指揮者の表情・動作がはっきり分かる点もある。
テイトは小曲だからと、手を抜く事もなくスタートした。
おそらく今日のプログラムは彼お手製のお気に入り詰め合せなのだろう。
よしよし。

2曲目はブリテン。
この上出来具合が、本誌を2回に分けてお伝えしようと思った一因。
私のブリテン知識は浅はかで、「シンフォニア・ダ・レクイエム」のCD
もスラットキン&ロンドン・フィルが1枚あるきり。
他は、ケーゲル盤の「戦争レクイエム」や、ロジェヴェン盤の「春の交響曲」、
弦楽四重奏曲などの室内楽が数枚あるだけ。なんと、オペラは皆無でございます。
だからこそ、今回の感動は一つの「ブリテンへの目を開かせられた契機」となった。
紀元2600年を祝う作品として、この曲が作られた事は有名ですが、それが
こんな軍国日本の未来を暗示する曲に出来上がっているのは、なんともオカルトめいている。
そもそも20世紀の音楽は、CD等のオーディオ向きでないと考える。て言うか、ライブ向きなのだ。
ライブで聴かないと曲の面白さや本質・仕掛けが伝わりにくい。
微細な音が多く、ダイナミックレンジが広すぎて、家庭で楽しみにくい、と思う。
今回のように、ライブでこそ、この曲の偉大さにビビる事が多いのだ。
未知の曲があるとする。
あなたならCDとコンサート、どちらから入門しますか?
私はCDからです。しかし、ここに落し穴があった。
CDだと、難しくてツマンナイ事が多々ある。だからコンサートへも行かない。
ツマンナイ曲と認知したからだ。
しかし、果たしてそうだったのか?そうなのか?と考えさせられた。
ブリテンの音楽が滔々と迫りくる中、私は考え続けるのでした。